女の子を家に泊めた時の楽しみといえば

布団に残った残り香ですよね。僕の大好きなイエモンの「淡い心だって言ってたよ」という曲に「シーツはなんともう7週間ろくすっぽ換えてないのに、換えたくない気持ちの方が今もかなり優勢」という歌詞がありまして、泊まりに来た女の子を駅まで見送っていつもの日々に戻っただけなのになんだかとてつもなく広くて寂しい六畳一間へ帰ってきて、身体を休めようと敷きっぱなしの布団に潜り込んだ瞬間鼻先をくすぐる淡い残り香がそりゃあもうズキンと胸を抉りやがりまして、グワシとセンチメンタルに手が届いちまいそうな午前二時半なんつっ亭焦兵。さ、阿呆言ってないで寝よう。おやすみなさいませ。