アングラシアに憧れて


現代に「アングラサイト」と呼べるものが存在しなくなった理由
http://d.hatena.ne.jp/nakakzs/20080804/1217852903


 アングラサイトについてならほんのちょっぴり詳しいネット古参の六畳です。


 アングラサイトはUGサイトなんて言ったりしましたが、僕が丁度中学の時がそのアングラサイト全盛期でして、深夜になるとコッソリ居間のPCの電源を入れて色々見て回ったもんです。大概黒バックに白文字ね。あの頃は接続時にモデムがピーガーやかましくて親が起きてくるんじゃないかというスリルも味わえて一石二鳥(???)でしたねえ。まあ間違いなくキャッシュでバレてんだけども。


 そんな感じで親に隠れながらよく見てたのがオカルトサイトと合法ドラッグのサイトね。オカルトサイトは説明しなくてもわかると思うんですけど、怖い話とか体験談とか心霊スポットやら廃墟やらを探検した記録とかがメインコンテンツのサイト、今やその殆どが閉鎖してしまっていて寂しい限りです。写真付きの探索レポが乗ってるサイトとか大好きだったなー。あの頃は回線が遅くて画像がゆっくり表示されるから「次は何が写ってるんだろう・・・」ととにかくドキドキしたもんです。まあ大体オーブ(ホコリが光に反射して写ったもの)のカタマリが写ってたりするだけなんですけど、今よりもっと世間知らずだった当時はそれはそれは興奮したものです。


 合法ドラッグの方は今のネットじゃ到底考えられない事なんだけど、アロマオイルと称して脱法ドラッグを堂々と売ってたんですね。まあ一応商品欄には「観賞用」とか「アロマ用」とか書いてあるんだけど売り文句が明らかにアレ目的な感じでアウト!っていう。そんでもって別にそれ自体に興味があった訳じゃなくてそういうサイト行くと必ず「誤飲してしまった人たちの体験談」なんてタイトルのついた怪しい掲示板があって、


「私はついうっかりこの○○○リキッドを誤飲してしまってとてつもない多幸感に襲われました!」


とか書いてあんの。それがどいつもこいつもいちいち「うっかり」って書いてあってお前白々しいにも程があるよっていう感じでやたら面白くって・・・。当時からひねくれたガキだったなあ。そんな訳で思春期にあんなもんばっか読んでたからこんな文章しか書けないんだなあと妙に納得してしまう今日この頃です。


おっと今日は似非ライターらしく改行と段落入れちゃったぜ!もう二度と入れないと思うけど。