一般人との飲み会は新鮮な空気が一杯だ

周りの真っ当かつ立派な生き方と自分のちゃらんぽらんで程度の低い生き方の格差にびっくりする。俺は余りにもやくざだ。しかし負い目なんて感じない。何故なら最初に目的地を見据えて道を選ぶか、分岐毎にその場の気分で面白そうな道に飛び込み目的地を目指すかの違いしか無いから。と書いてみて思った、俺はなんて屑なんだ。そもそも目的地なんてありゃしない。あるのは散々騒いだ祭りの後の静寂だけ。だけどそんな空虚のベッドに疲れた身体を沈める時、もしも隣に君の寝息がきこえたなら明日も生きてみようと思う。ここへ辿り着くまでにどんな蛇行運転をしてきたとしても、今はこの小さな手の平から伝わる温もりが全てで後も先ももはやどうでも良くなってしまうのだ。「おやすみなさい」、そう呟いて俺は君の寝汗で蒸らされた芳しい頭皮の匂いを肺胞一杯に充たしていく。いやーテンションあがるわー!おい起きろこの野郎!麿が接吻をご所望でおじゃるぞ!!