持つ者の代償

子供の頃はゲームなんて滅多に買って貰えなかったからゲーム雑誌を立ち読みしてそのゲームをやった気になっていた。本当にやりたいゲームを見つけるとその雑誌を買って毎日毎日飽きもせず同じ記事を読んだもんだ。


今、好き放題にとはいかないものの、ゲームソフトぐらいなら欲しければ買えるぐらいになって思うのは、あの頃みたいなプレイするまでのワクワクが薄れちまったって事。別に楽しめるんだけど、キーボードをクラッシュさせる程の情熱はどこかへ行ってしまった。持つ者の代償というのはこういう事なのかもしれないとふと思った。便所で。